うつ病の家族が家出をしてしまったら、どうすればいい?

うつ病と家出には関係があるって本当?

うつ病とは、身体的、環境的、心因的などさまざまな要因が重なって発病する病気であると言われています。しかしながら、その発病のメカニズムはいまだ解明はされていません。

 

「厚生労働省が実施している患者調査によれば、日本の気分障害患者数は1996年には43.3万人、1999年には44.1万人とほぼ横ばいでしたが、2002年には71.1万人、2005年には92.4万人、2008年には104.1万人と、著しく増加しています。」

 

このように、うつ病は決して珍しい病気ではありません。また、うつ病の医療未受診者も多く、うつ病であるにも関わらず、うつ病だと気がついていない人たちもいます。

そして、うつ病を患うことで、家出をしてしまう人たちがいるというのも事実としてあります。

 

うつ病の人が家出をしてしまう心理状態や理由とは?

うつ病の妻や旦那など、家族の心理状態や理由とは?

妻の場合、子育てや家事、共働きなど、やらなければならないことが多く、キャパオーバーやストレスに苛まれ、うつ病を発病してしまうことがあります。

また、旦那の場合、仕事に対して真面目であり、ストレス過多になってしまうことでうつ病を発病してしまうことがあります。

このように、妻でも旦那でもそれぞれの役割があるものの、うつ病が原因で育児や家事が満足にできなかったり、仕事を休業してしまったりすることで、家族に後ろめたい気持ちになることから、自暴自棄になってしまい、衝動的に家出をしてしまうことがあります。

うつ病の彼氏や彼女の心理状態や理由とは?

うつ病による自殺願望があったり、ひどく落ち込んでいたりするなど、前兆がある可能性があります。また、彼氏や彼女が普段から何をして欲しいかなどを話していることもあります。助けてほしくて話していることを相手が気づいてくれないことによって、家出をしてしまうことがあります。 

子供の心理状態や理由とは?

「親にうつ病のことを理解されていないのではないか?」という気持ちから家出をしてしまうことがあります。うつ病という病気には、どんな症状が出てしまうのか、どんなつらさがあるのかなど、子供は上手に言葉にすることができません。ですから、親が積極的にうつ病がどんな病気であるか調べ、主治医に質問し、理解を深めることが大切です。

 

そのほか、うつ病が原因で家出をしてしまった人たちに共通していることは、家出をしてしまったことを申し訳なく思ってしまい、さらに自分自身を責めてしまうという悪循環が生まれてしまうということです。

また、前兆がある場合もあるので、うつ病の人の話を日頃からきちんと聞いておくことが大切です。

うつ病の人が家出をしてしまったら、どうすればいい?

うつ病の人が家出をした場合、健康な人とは異なる行動を取ることも多いため、通常の家出よりも自殺のリスクが高くなります。

そのため、危険度の高い幼い子供の家出と同様、早急に対処することが重要です。

自分で家出調査をする場合

~前兆の有無を思い出す~

まず、家出をしようとしていた前兆がなかったかについて思い出しましょう。

前兆があった場合は、思い出せたことをメモしておきます。警察や探偵事務所に家出調査の依頼をするときに必要になることがあります。

 

~書き置きがある場合~

うつ病で家出をする場合、その後ろめたさから書き置きを残している場合があります。書き置きがある場合は、自殺をしようとしているか、していないかなどをうかがい知ることもできます。自殺をほのめかす文言がある場合は、すぐに警察に相談しましょう。

 

~友人・知人に連絡をする~

うつ病のことを知っている友人・知人には、病気で悩んでいることを吐露している可能性があります。本人から連絡があった場合にすぐに連絡をしてもらえるようにお願いしましょう。

 

~パソコンの履歴を調べる~

スマホで調べている可能性もありますが、パソコンで検索をしている場合、意図的に消していなければ、検索履歴が残っています。自殺を考えている場合は自殺場所や自殺の方法を検索している可能性がありますし、自殺を考えていない場合でも、行き先を検索している可能性はあるので、パソコンの履歴は確認しましょう。自分で探すための有効な情報を得ることができることがあります。

 

~家出調査に必要なものを用意する~

家出調査には、個人を特定するためのものがいくつも必要になります。

たとえば、本人の顔写真(顔がはっきりとわかるもの)をはじめ、家出時の服装、持ち物(スマホやキャッシュカードなど)、身長、体重、血液型などがこれにあたります。

特に靴は履きかえる可能性が低いため、どんな靴を履いて家出をしたかがわかると家出人を探すときの重要な手がかりになります。

 警察に家出調査を依頼する場合

~行方不明者届を提出する~

うつ病の人が家出をした場合は、できるだけ早く、行方不明者届を警察に提出しましょう。

 

うつ病が原因の家出の場合、特異行方不明者の定義である

三 行方不明となる直前の行動その他の事情に照らして、水難、交通事故その他の生命にかかわる事故に遭遇しているおそれがある者

四 遺書があること、平素の言動その他の事情に照らして、自殺のおそれがある者

五 精神障害の状態にあること、危険物を携帯していることその他の事情に照らして、自身を傷つけ又は他人に害を及ぼすおそれがある者

【引用:電子政府の総合窓口(e-Gov)】

 に該当する可能性が高く、警察にも積極的に捜査をしてもらえることが考えられます。

 

自殺の可能性がある場合は、自分で探すよりも先に警察に行方不明者届を出した方が良いでしょう。

このとき、写真や所持金、家出時の服装などの詳細をまとめて持参してください。

詳細な情報がある方が捜査をしやすくなります。

探偵に家出調査を依頼する場合

警察に行方不明者届を提出したあと、探偵事務所に家出調査の依頼をすると良いでしょう。

探偵事務所は、聞き込み調査からドローンを使用した調査など、さまざまな調査方法を持っています。

自分で探したり、警察に依頼したりすれば、費用はかかりませんが、うつ病の人の家出の場合、一刻を争うことが考えられます。ですから、早急に探偵事務所に依頼することが重要となる場合があります。費用に心配があるときは、無料相談を利用しましょう。安心・信頼できる探偵事務所であれば、無料相談でも親身に相談にのってもらえますし、そのときに見積もりも出してもらえます。

うつ病の人が家出を繰り返してしまったときの対処法とは?

うつ病の人が家出を繰り返してしまったら、自殺のリスクが高いため、とても心配になることでしょう。

もし、あなたの大切な人がうつ病で家出を繰り返してまったら、責めずに受け入れることが重要です。

 

  • 必ず探す

当たり前のことではありますが、うつ病で家出を繰り返す場合でも、毎回必ず探すようにしましょう。探してくれる=見捨てられていない、必要な人間である、と思うことができます。どれだけ大事な人であるかを伝えることも大切です。

 

  • 家出から帰ってきたら、優しく出迎えてあげる

うつ病で家出をしてしまっている人は、自分を責め、申し訳ない気持ちでいっぱいになっています。ですから、優しく出迎え、帰って来てくれたことが嬉しいということを言葉にして伝えましょう。

 

  • うつ病という病気を理解する

通院に同伴するなどして、うつ病という病気を理解することも大切です。

一緒に病院に行くことで、本人のいないときでも、本人の病状やうつ病による家出に関して主治医に相談を受け入れてもらえることがあります。

 

このように、うつ病で家出を繰り返す場合、本人だけでなく、周りの人たちも心労が溜まっていくことでしょう。

 

しかし、家出を繰り返さないように、うつ病の人に寄り添うことが何よりも重要です。

 

もし、自分たちでは手に負えないと感じたら、うつ病の相談を受け付けているNPO法人などに相談するなどして、共倒れしてしまわないようにする方法も考えましょう。

 

まとめ

うつ病の人が家出をしてしまった場合、ほかのケースよりも自殺につながるリスクが高いのが特徴です。

 

ですから、うつ病の人の家出がわかったら、すぐに警察に行方不明者届を提出し、自分で探しながら探偵事務所にも早い段階で家出調査の依頼を出すと良いでしょう。

 

自殺の可能性がある家出の場合は、迅速な対応が何よりも大切です。

 

大事な人を失ってしまわないように、早急な対処をし、未然に防げるように対策を練りましょう。

 

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